タモギタケやヌメリスギタケモドキなど、木の高い所でよく見かけるキノコを採るときは
普通、長い棒で落とす、とか木に登って採ります。
私はこんなキノコ鎌を自作して使ってます→https://higemoomin.hatenablog.com/entry/63540792
先週土曜日に幼菌だったタモギタケの様子をみて良さそうなら採ろうと先ほど出かけたら
タモギタケの生えてた立ち枯れの木が切り倒されていました。
この木は道路に面してません。近くまでは車で行くことができます。そして切り倒される以前は車から見ればタモギタケだと分かる人が見れば見える状態でした。
営林署や工事関係のために切られたわけではなく、チェーンソーを使える個人がタモギタケを採るために切った可能性が非常に高い。というか私にはそれしか理由が見つかりません。
土曜日、私は立ち枯れの上に生えてるタモギタケを諦めました。
おそらくこれを採集し、これから生えるキノコを採りやすくし、他人から見えなくするために切ったのでしょう。
いいことずくめだと思うでしょう?
とんでもありません。
切り倒された木の腐朽は間違いなく加速します。そのままであればこの先何年も十何年も(実際どのくらいかはわからないけど)採集できたであろう木は、湿った地面に倒されたことでかなり寿命が縮むでしょう。
切った人はそういうことに頭が回らないのでしょうか?自分でタモギタケを採れる楽しみを減らしていることに気付いてるんでしょうか?
タモギタケなどの高い木に生えるキノコの採り方として木を切るなど最低の行為であると私は思います。
先客に先を越されたぐらいではちょっとガッカリするぐらいで別に気にしないですが、こんなことになって非常に残念。
しかし、まぁこれから数年間は採りやすくなったんだとプラスに捉えておきましょう。
今日生えてた幼菌