ヒャッハー水だー

植物栽培、釣り、キノコ狩り等々の日記 in北海道

化石

化石採集にも興味があるんですが、まとまった時間がないとキビシイのと
クリーニング設備と技術がまだまだなので最近は行ってません。
 
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三笠産アンモナイト(とても薄い。ペラペラアンモ)
 
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(留萌の北にある)小平産アンモナイト
ここは三笠より岩が柔らかくクリーニングしやすい
 
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日高産アンモナイトと貝類化石
 
採集は河川や林道を歩きまわり落ちてるノジュールを見つけ持ち帰ります(割って確認することもあります)。
崖(露頭)に出ているのを穿り返すのはやりません。まだ未熟なので壊してしまうかも知れないし、かなり骨がおれるし。
ノジュールというのは化石が核となって固く固まった丸い岩です。割れている場合は丸いとは限りませんが、断面に化石丸出し。
クリーニング中のノジュール片
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まだまだ勉強不足なのであんまり人に教えられることはないですが、ちょっとご紹介。
 
アンモナイト探しをしていると、同時代の二枚貝類イノセラムスもよく見つけます。上の写真参照。
アンモナイトと同じ海に棲んでいたんだから同じノジュールから出てくると思うでしょう?
でも、アンモナイトはイノセラムスと一緒に出てくるよりは木みたいな植物片と一緒にノジュールになっています。
 
上の写真右上ノジュール
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どうして陸上の植物片と一緒に化石になるのか?
これはアンモナイトの殻の構造に理由がある。とむかし本で読みました。
 
話がそれますが
博物館などに行くと大きなアンモナイトが展示されてたりしますね。
それをみて「わぁー大きな巻貝!」とか言ってるあなた!
アンモナイトは巻貝の仲間(腹足類)ではなく、頭足類の仲間です。オウムガイに近い。
 
殻には殻頂はなく、正中線で真っ二つに切れば左右対称になります。巻貝の殻を左右対称には切れない。
そして内部は気室と呼ばれるガスが詰まった部屋があります。wikipediaに断面図があります。
 
さて、話が戻りますが
二枚貝・巻貝は死後、殻は海中に沈んだままです。ドザエモンになっている貝など見たことがありません。
対してアンモナイトやオウムガイは本体が死ぬと気室の浮力で殻は浮いてくるのです。
 
現代の海辺でも、流れのたまりでは流木がプカプカ浮いています。そこにドンブラコ、ドンブラコと
漂ってくるアンモナイトの殻。
 
そういう理由で植物片と一緒に出てくるのだそうです。
中生代の海辺の様子が妄想されます。とってもロマンチック!
 
もし化石詳しい人がいたら上のアンモナイトの種類(属名だけでも)教えてくれるとありがたいです。