サボテンの笛吹 Maihuenia poeppigiiの実生で冷蔵による発芽率向上の結果です。
私は今年初めて笛吹実生チャレンジなので、まず色々な方のブログを拝見してみたところ
まったく発芽しないというのは少ないにしろ、あまり発芽率は高くないと感じた。
そして去年播いた種が冬を越して発芽した、というのが目に付いた。
それなら無理矢理冬を感じさせればいいのでは?
そこで、10日、20日、30日間冷蔵して発芽率を比べてみよう!とやってみたので
約2カ月後の現在の結果を報告。
群の構成は以下
①そのまま播種
②乾燥状態で10日冷蔵後播種
③播種後10日冷蔵
④播種後20日冷蔵
⑤播種後30日冷蔵
まず、普通に播種した群
キチンと実験するなら保温しないように播くべきですが、場所がなかったんですぅーorz
ということで彼らは、冷蔵なし25~30℃管理。
そして、もうひとつ。乾燥状態で10日冷蔵してから播種したものも、この保温管理です。
次に播種後冷蔵した群
こんな感じで100均の3個パックタッパーに湿らせた赤玉土を入れて播種。フタに小さい穴開けて袋に包んで
野菜室の片隅にぶち込む。乾燥具合を見ながら霧吹きするつもりでしたが、意外と乾燥せず様子みる以外は
何もしていない。冷蔵期間が終わったものはタッパーに入れたまま室温で管理。
発芽したものは順次鉢に移す。
で、結果は
①そのまま播種 0/10
②10日冷蔵後播種 0/10
③播種後10日冷蔵 1/11
④播種後20日冷蔵 2/11
⑤播種後30日冷蔵 3/11
冷蔵期間30日が一番良かった。
冷蔵期間が長いことによる遅れをものともせず、30日冷蔵の勝利!
ただ、残念なのは管理温度が違うことで、それが何と言うかエレガントじゃないねっってこと。
ついでにMaihueniopsis archiconoideaの冷蔵結果
そのまま播種 2/4 4粒中2つ発芽
20日冷蔵 3/4
こちらは冷蔵してもしなくてもあまり変わらない。