ヒャッハー水だー

植物栽培、釣り、キノコ狩り等々の日記 in北海道

キクラゲ菌床栽培~材料と菌床作り

昨年ふとキノコ栽培してみたいなと思い、冬の間準備してきました。
お手軽栽培キットではなく菌床作りからやるのです。

準備したもの
・1.3kg 菌床バッグ 30枚  1枚16円×30枚+税+送料350円=868円
・広葉樹おが屑 20L        500円+送料+税=1566円
・あらげきくらげ日農 A85 鋸屑種菌 1000cc      1026円+送料1265円=2291円
・米ぬか            近所のコイン精米機から 0円
                              計4725円
4725円もあったらたらふくキクラゲが買えてしまいますな。

他に菌床を殺菌するための圧力鍋、菌床を置くガラスショーケースは家にすでにあります。
培地を混ぜる入れ物は衣装ケースで代用しました。
種菌を植える操作には大さじを使い、消毒用エタノール(これも家にあった)で消毒しカセットコンロの炎で滅菌。
菌床バッグを閉じるのには100均の電池式シーラーを予定していたがしょぼ過ぎて使えなかったので、袋の口を2,3回折りたたんでガチャ玉で閉じることにしました。

作業は4/13日(土)開始
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おが屑(左上)と米ぬか(左下)
バケツで混ぜようかと思ったけどまるで容量が足りない。

衣装ケースで混ぜる
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参考にした資料にはキクラゲ菌床は、おが屑:米ぬか=4:1、含水率は65%に調整とありました。

今回8kgの培地を作ることにしたので、おが屑と米ぬかの初めの含水率は無視、ゼロと仮定して
おが屑+米ぬか=2.8kg, 水=5.2Lで含水率65%
おが屑:米ぬか=4:1=2.24kg:0.56kg
なのでおが屑 2.24kg, 米ぬか560g, 水 5.2Lを計り衣装ケースにぶち込みます。

よく混ぜる
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ぎゅーっと握ると僅かに水が滴る程度の湿り具合

袋に詰める。
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1.3kgバッグなので1.3kg入るのですが、そうすると我が家の圧力鍋に入らなくなってしまう。
圧力鍋にちょっと余裕をもって入れられる量は1袋1.0kgでした。

計8枚の袋に1.0kgずつ入れて、トントンして軽く手で押し固め、培地中央に指で穴をあけます。
菌が蔓延しやすくするのと殺菌の効果を高めるためかな?

袋を2回折りたたみビニールテープで仮止めして圧力鍋へ
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参考資料には高圧殺菌では40分とあります。
余裕をみて60分やることにしました。圧力鍋は作動圧力100kpaなので内部は2気圧
温度は121℃になります。圧力がかかってから60分です。
鍋に菌床を入れる配置も安全弁などの蒸気の出口を塞がない配置になるよう注意します。
水は600~700cc入れました(1回蒸発しかけましたが3回は十分足りました)
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圧がかかってからやや弱火で60分、その後30-40分放置して圧が下がったら取り出し
ガラスショーケースへ。これを4セット。昼前から初めて5時くらいまでかかった。
待ち時間で車のタイヤ交換、家のお掃除をしました。

1晩置いて自然に冷ます
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ガラスショーケース内部は事前にキレイに掃除し、エタノールで消毒してあります。
乾燥しないように下に水を入れた容器を置いて湿度を保つようにしておきます。湿度計ってませんが。

次の日
テーブルの上で横にカセットコンロを置き、作業台の上、キクラゲ種菌や大さじなどを
消毒用エタノールで殺菌します。
菌床バッグの仮止めテープを外し、大さじをコンロの火で滅菌します。
種菌のビンの蓋を外して掻き取り袋に入れます。
通常1袋あたり20-30mlの種菌を接種するようですが
私は8袋しかないし、残っても保存できなさそうなので
1袋に100ml以上接種しました。

接種したらすぐに袋の口を2,3回折りたたみ、ガチャ玉で封をします。
ホッチキスでもいいかもしれません。

慣れない作業なので写真は撮り忘れました。
接種後
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あとは温度23℃、湿度65%の環境を目標に菌が育つのを祈るのみです。
ガラスショーケース内の温度調整は行いません。季節まかせ天気まかせ

接種2日後
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種菌のおが屑の周りに白い菌糸が伸び始めているような気がする。

今後もたまに栽培過程を書いていきます。

おまけ
リプサリス 天の川 開花してました。
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