前回からのつづきです。
シルバーウィーク道東温泉巡り1日目、然別峡を後にしてお次はトムラウシ温泉方面です。
トムラウシ温泉にも入ろうかと思っていたんですが、残念ながら9/1~11/30まで改修工事のため休業中。
それと、今回はなるべくもっと道東寄りの温泉を重点的に攻めたいのでヌプントムラウシは行きませんでした。
まずトムラウシ温泉の9kmぐらい手前にある曙橋を目指します。
この橋を渡ってそのまま進めばトムラウシ温泉。
橋の手前の右の林道を行けばヌプントムラウシ温泉。
橋を渡ってすぐ左の林道を行けば奥十勝湯の滝があるのです。
今回は奥十勝湯の滝がターゲット。
林道に入ると「秘奥の滝」の看板が何カ所かありました。
湯の滝とは違う秘境の滝があるみたいです。
今回、初めて訪れたのでオーソドックスに奥十勝橋から沢を遡行するつもりだったのですが
このときすでに17:20!
日没まで時間がない!
こうなったら林道で沢の上に回り込んでショートカットしてやろうと気が変わりました。
地形図と道路地図を見ながら沢の上に回り込める林道へ進む。
すると
崩落により通行止めorz
いや待てよ。手前に地図にない林道が分岐してたな。
その林道を進んでとうとう奥十勝湯の滝がある沢の上流側に着きました。
もう時間がない!車を降りるなり速攻でウェーダーを履き、ヘッドライト装備し突入!
できるわけがない(笑)
これはあまりにも危険すぎる。
仕方ない明日朝にしよう。
というわけで今日の宿泊地はトムラウシ温泉駐車場に決定。
駐車場には5,6台の車がいました。みんな思い思いにキャンプしている様子。
すると一人のおじさんが「ここ水無いのかね?」と僕に聞いてきました。
トイレの蛇口はダメなんですか?と聞くとダメらしい。
どうやらトムラウシ温泉の休館にともなって駐車場のトイレの水道も使えない様子。
おじさんはやりきれない表情で車で町へ向かいました。
トムラウシから町まで40, 50kmあるのです。その間、あるのは森だけ。
(今考えてみると野営場の方はどうだったんだろ?)
まぁ、僕は準備バッチリ。水どころか、温泉玉子作成セットまで持ってきています。
噴泉塔の近くの穴に玉ねぎネットに卵を入れて40分ぐらい放置。
噴泉塔の近くの湯の流れをよく見ると、金花湯で見たミズアブの幼虫がここにもいました。
近くの看板の地図で明日の最初の目的地、西沢温泉の位置を確認。
トムラウシ温泉から奥の林道を進んだ先にある。
一通り辺りを探索して、すっごい綺麗な星空を眺めて(僕のカメラでは撮れない)
温泉玉子を回収。
晩御飯は温泉玉子とコンビニ弁当。
朝は早いので早めに就寝。車中泊。
ちなみに次の日撮った明るい時の噴泉塔の写真。
9/21 2日目5時起床。しまった4時に起きるつもりだったのに寝坊した。
さっそく林道に突入。
林道から朝焼けのトムラウシ山を望む。
右手の高い山がトムラウシ山。
10年ぐらい前にトムラウシ~旭岳を縦走したことがあって、とても懐かしい記憶が蘇る。
僕はトムラウシの北沼で全裸で水泳したことがあり、多分北海道一標高の高い所の水泳記録じゃないかな(笑)
西沢温泉のおよそ2.2km手前で通行止め。
もっと奥まで車で行けるかと思ってましたが、仕方ないのでここから歩き。
途中けっこう笹が茂っている所がある。
奥に温泉の湯気が見えた!
辺りから降りる場所を探すも良く分からないので、この写真の急な笹薮を突っ切って降りていく。
西沢温泉発見!
辺り一帯強烈な硫黄泉の匂いが立ち込め、そこかしこからブシュブシュと音がする。
聞いていた通りの高温泉でした。
辺りの探索を始める前に朝ごはんの準備です。
玉子、それから昨日採った天然マイタケをネットに入れます。
激熱硫黄泉へ投入!
西沢温泉一帯を探索。
谷側から見た西沢温泉
意外と草に覆われいて鬱陶しい。
至る所でブクブクと音を立てて湧出している。
谷側の方で温泉の流れが集まって川のようになっている所があって、ここなら入浴できそうです。
温度もちょうどいい感じ。
でも、ここでの入浴は止めときました。
これより下流側は藪に覆われその奥の方にも温泉湧出があるようで湯気が上がっていましたが
藪漕ぎが面倒だったので行くのは止めました。
山側の源泉湧出孔に戻って朝ごはん。
温泉玉子
うまい!
温泉舞茸
クタッとしてちゃんと火が通っている!
どれどれ…むしゃむしゃ…
うむ!マイタケが温泉をよく吸っていて温泉の味しかしない(笑)
すっぱい。すっぱまずい。
満足してトムラウシ温泉に戻る。(帰る時、西沢温泉へ降りるための正しい道が分かりました)
トムラウシ野営場。昔、縦走した時にここから出発したので懐かしくなって寄った。
左の炊事小屋の下で寝た気がする。外灯の下でカブトムシも取ったな。